解析結果の可視化方法

今回は、解析結果をブログ用動画として作成する方法を書きます。
インターネット検索して調べた手っ取り早くできる方法です。

適用例は、構造、伝熱等の非線形解析です。
使うソフトは、以下の2点です。
1)SalomeMeca2018 or SalomeMeca2019
2)Windows標準アプリのフォト

やり始めたきっかけは、2点あります。
1)Paraviewの機能にアニメーションはあるのですが、解析結果のアニメーションを再生スピードの調整をした動画にする方法がよくわからなかい。
2)やるなら動画にテキスト等の補足コメントがわかりやすい。

1.元ネタ

非定常熱伝導解析をやったときの部品の温度変化を時系列で変化させたものです。サンプルとして以下の材料を用意しました。

解析結果ファイル(元ファイル):result.rmed
作成につかった画像ファイル(中間ファイル):movie.jpg(*)
動画ファイル(完成ファイル):testmovie4.mp4

2.手順

Paraviewでjpg等の画像ファイルを出力します。その後、画像ファイルをWindows標準アプリのフォトにて合体させます。

2.1 Paraview側で画像ファイルを出力する

Praviewで対処となる*.rmedファイル(元データ)を開き、画像(中間ファイル)を出力させる。流れは下図の通り。

画像1

2.2 Windows10の標準アプリで画像ファイルを動画ファイルに変換する

1)画像(中間ファイル)を取り込みます。

画像2

2)ストーリーボードに画像を追加します。
 このストーリーボードに保管された画像が、動画ファイル(完成ファイル)です。

画像3

3)ストーリーボードの結果を保存します。
保存したファイルが動画ファイル(完成ファイル)です。ここではmp4形式にて保存します。

画像4

3.メリット・デメリット・活用方法は?

メリットは?
・アニメーションの速度を任意の設定可能。
・画像に補足のコメント(テロップ)を入れた動画を作れる。
・画面のサイズに制約がない。
・新規の動画編集ソフトはいらない。
・パワーポイントや自分のアカウントのyoutubeにアップして、ブログにリンクする。

デメリットは?
・手間がかかる。
 Paraviewの結果をjpgに出力してから、Windows10標準アプリのフォトを使って動画を作るので一工夫がいります。

活用方法は?
・パワーポイントに埋め込む。
・youtubeへアップして、ブログに埋め込む。

4.その他

googleのアカウントを持っていれば、そのアカウントのyoutubeに動画をアップでき、ブログに埋め込めます。
ブログを始めるときに、いろいろなブログサービス会社を調べたのですが、調べた限りではほとんどのところが埋め込みやリンクができるようです。