Salome-Mecaは、日本に限らず海外でもユーザーがおり、さまざまなメディア(Web,Github,Quita)等で紹介されています。
一部のユーザは、解析ファイルを公開しています。
解析ファイルを使い、解析を行う場合の操作を紹介します。
なお、このページでは、Salome-Meca 2018(Win版)例に紹介します。他のバージョンでも使える可能性が高いのでお試しください。
これは、以前勉強会に参加したときに教えていただいた方法です。
<記事作成時環境>
Salome-Meca 2018 for Windows
<動作確認環境>
Salome-Meca 2018 for Windows
Salome-Meca 2019 (OS :ubuntu18.04 , CAELinux2020Lite)
1.解析ファイルの準備
解析にあたりに以下ファイルが必要です。
1)*.med
解析対象にするモデルのメッシュファイル
(ここではmedファイルにしましたが、他のファイル形式も対応可能かもしれません)
2)*.comm
解析手法、荷重条件、材質、出力等が記載してあるコマンドファイル
テスト用に以下ファイルを準備しましたのでお試しください。
2.コマンドファイルの読み込み
例では、Runcase_1_Assy.commとします。

3.メッシュファイルの読み込み
例では.Compound_Mesh.medとします。

4.出力ファイルの指定
任意のフォルダを作成し、そこに解析ファイルの名前を付けます。
この例では、test_aster.hdfとしています。

5.出力ファイルの指定
4で作成した内に、解析結果の出力ファイルを指定します。
この例では、output.rmedとしています。

6.解析実行


7.解析結果の確認


出力例(変形)

8.解析ファイルの確認
test_aster.hdfにて解析したコマンドファイルは、指定の場所に保管されるので、1で示した手順で読み込み、編集や再利用できる。
